※先日、中学3年生に向けて話した内容のレジメですので、少々表現が簡素化されていますのでご容赦ください。
① 生徒の中で勉強が嫌いな人が意外と多い。なぜなのだろう?
理由はいろいろとありそうだ。
・「自分はやりたくないのに、無理やりやらされている」と思っている。
つまり強制され自由を奪われ「やらされ感」満載な毎日を送っている。
・なぜ、やりたくないのか?
それは勉強しようと思っても、できない、分からない、面倒くさいから。
・なぜ、できない、分からない、面倒くさいのだろうか?
それは勉強の意味が分かっていないから!!
② 世界の子供たちは、みんな勉強が嫌いなのだろうか?
・世界の子供たちを襲う、貧困、紛争、災害を見てみよう。
10人に1人が1日200円未満で生活している。
3億人以上の子供たちが学校にいけない。
10人に1人が安全な水を利用できない。
毎年520万人の子供が5歳になれずこの世を去る。
毎年2億人が自然災害で被災している。
2100万人の人身売買被害者がいる。
10人に1人が働くことを強いられている。
・開発途上国の子供はみな勉強したがっている!
開発途上国であっても、幸運にも学校に行っている子供たちは、将来の夢として
「医者」や「学校の先生」を希望する生徒が圧倒的に多い。
・私の知っているタイの山岳民族の学校には、山越え谷越え片道3時間かけて通う
生徒がいる。しかも、その学校(と言っても壁も床もない)には黒板もノートもない。
・世界には、文字を教えてくれる人、世界の出来事を教えてくれる人、計算を教え
てくれる人等がいれば、どんなに遠くても教えを請いに行く子供たちがいる。
なぜなら、人間には本能に近い知的好奇心があり、心の中には希望や夢や願いがあるから!!